EARで許可が必要と判定された。でも許可例外(License Exception)が使えれば、ライセンス申請は不要になります。

CCLのエントリーには「License Exceptions」という欄があり、そこに略号が書かれています。LVSGBSTSR。これを見て「使える」と判断していませんか。

それだけでは足りません。

Part 740 には、§740.2「Restrictions on all License Exceptions(すべての許可例外に対する制限)」という条文が置かれています。

すべての許可例外に共通してかかる制限です。ここを読まずに使うと、適用できない場面で使ってしまいます。

みなとくん船長、CCLに書いてあるから使えると思っていました
あんぼう船長そこがな、順番が逆でな。まず§740.2を見て、それから個別の条文じゃ
許可例外は §740.3 から §740.29 に27種類。日本の輸出管理でいう「特例」に近い位置づけですが、種類がはるかに多いのが特徴です。そして近年も新設が続いています

この記事は、現職で輸出管理・貿易実務に携わっている方に向けて書いています。

この記事を読むと、あなたの判断はこう変わります

  • 「CCLに略号がある→使える」という近道をやめられます
  • 27種のうち、自社が実際に使いうるものが絞れます
  • 許可例外とエンドユーザー規制が別次元であることが腹落ちします
  • 先端半導体・AI関連で条文追跡が必須な理由が分かります

有料部分でお渡しするもの

無料部分では「§740.2が先」という結論までを整理しました。ここから先の有料部分では、27種の一覧と適用手順に入ります。

  • 27種の全一覧表:LVS/GBS/SPP/TSR/APP/NAC・ACA/TMP/RPL/GOV/GFT/TSU/BAG/AVS/APR/ENC/AGR/CCD/STA/SCP/ACE/MED/IEC/HBM/RFF/AIA/ACM/LPP を条番号つき
  • 日本企業が使う場面が多い8つRPL(保守・部品交換)/TMP(一時輸出入)/LVS(少額)/GBS(B群向け)/TSR・TSU(技術・ソフト)/STA/ENC(暗号)。それぞれ「どんな場面で出てくるか」
  • ★正しい適用手順4ステップ:§740.2の共通制限 → 個別条文 → 条件の充足 → 適用。誤った順番との対比
  • エンドユーザー規制(Part 744)との関係:許可例外が使える品目・仕向地でも、相手によって許可が要る
  • 記録に残す6項目:特に「§740.2の制限に触れないことの確認」参照したeCFRの版
  • 実務での進め方7ステップ:ECCN確定からライセンス申請の分岐まで
  • §740.25以降は先端半導体・AI関連:HBM/RFF/AIA/ACM/LPP。使える例外が増える方向の改正もある

対価に見合うかどうかは、上の中身でご判断ください。以下は、その入口となる無料部分です。


許可例外は27種類あります

許可例外は27種類あります 日本の「特例」より、はるかに種類が多い
許可例外は27種類あります 日本の「特例」より、はるかに種類が多い

Part 740 の §740.3 から §740.29 に、27の許可例外が定められています。

日本の輸出管理でいう「特例」に近い位置づけですが、種類がはるかに多いのが特徴です。

そして、近年も新設が続いています。先端半導体・AI関連の許可例外が加わっており、制度が動いている領域です。

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