該非判定でリスト規制に該当した。でも金額が小さいから少額特例が使えるはず、。

この判断が誤っていた場合、行き着く先は無許可輸出です。

特例は「使える条件」より、「使えない条件」から覚えるほうが安全です。なぜなら、使えるつもりで使ってしまう誤りだけが違反になるからです。

そして少額特例には、多くの方が知らない落とし穴が3つあります。

  • 1〜4項・14項には効かない(金額に関係なく)
  • 金額基準は一律ではなく、5万円と100万円の2段階
  • イラン・イラク・北朝鮮向けには使えない

さらに、複数項該当を見落とすと、特例の判断まで狂います

みなとくん船長、金額が小さければ大丈夫だと思っていました
あんぼう船長そこがな、いちばん危ないところでな。項番と仕向地で効かんことがあるんじゃ
この記事は、現職で輸出管理・貿易実務に携わっている方に向けて書いています。

この記事を読むと、あなたの判断はこう変わります

  • 金額を見る前に項番と仕向地で足切りできるようになります
  • 5万円グループの存在を知り、100万円と誤認しなくなります
  • 複数項該当と特例判断のつながりが腹落ちします
  • 無償特例を「無料だから」で判断しなくなります

有料部分でお渡しするもの

無料部分では「使えない条件から覚える」「特例には種類がある」というところまでを整理しました。ここから先の有料部分では、判断の手順に落とし込みます。

  • 少額特例の3条件:項番/金額/仕向地。1つでも欠ければ使えない
  • 条件①対象項番:使えるのは5〜13項と15項1〜4項・14項には効かない。複数項該当を見落とした場合に何が起きるかの具体例
  • 条件②金額は2段階5万円別表第三の三の貨物・15項)と100万円(それ以外の5〜13項)。別表第三の三の使いどころがここ
  • 条件③仕向地イラン・イラク・北朝鮮の3か国はセットで覚える
  • 判断の5ステップ:項番の確定を最初に置く理由
  • 無償特例は「無料だから」ではない告示の類型に当てはまるか。対象場面の例(修理後再輸出/ATAカルネ/JICA技術協力 等)と確認事項
  • 特例適用時の記録許可申請という外部チェックが入らない判断だからこそ厚く残す
  • 落とし穴6つと防ぎ方の一覧

対価に見合うかどうかは、上の中身でご判断ください。以下は、その入口となる無料部分です。


特例には複数の種類があります

輸出令には、許可を要しない特例がいくつか定められています。代表的なものが

特例 概要
無償特例 無償輸入→無償再輸出、無償輸出→無償再輸入 など
少額特例 金額が一定以下の場合

このうち、実務で頻出するのが少額特例です。まずここから見ていきます。

ここから先は有料部分です

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